『南国少年パプワくん』

[漫画の話]2006年04月06日

 作者・柴田亜美。ガンガン・コミックス(エニックス出版)。コミックス出版は1992年1月〜1995年9月、全7巻。
 友人に借りておおよそ10年ぶりに読んだ感想です。ネタバレ等に過敏な方は注意。作品を全く知らない方にはおそらく意味不明。

 

 ことの始まりは現在連載中らしいその続編にその友人が大ハマりした、ということ。
 私の方はそちらの連載は知らない、前作はかつて連載リアルタイムで読んでいる、を前提で一生懸命にその魅力を説明してくれたのですが、そこで発覚──当時、間違いなく雑誌ごと買って読んでいたはずの大元『南国少年パプワくん』の方のストーリー、主に後半の方を、私がほとんど全く覚えていなかった! セミのエンドウくんの話とか万病を治す花をとりに行く話とかクリ子ちゃん156cm云々とかはけっこう覚えていたのですが……(当時のテレビ・アニメ版が好きだったのでそっちの影響も大きいのかも)。
 後半、人間のお兄さん・おじさん方大量出演・肉体魂シャッフル状態な辺りをさっぱり覚えてなかったんですね。ことに……ガンマ団の皆さん、大半がお亡くなりになったと思いこんでいた、ってのは、新生続編を語る彼女の話と食い違うこと食い違うこと。(「あれ、その人って生きてたんだっけ」を何人のキャラクターに対して言ったか……)
 そんなわけで「まずは復習せい」と旧『パプワくん』を借りることになりました。

 なにせ十年ぶり。なつかしいなぁ、が一番。
 当時はけっこうドぎついギャグだと思っていたのが、何かほほえましく安心して読めるものに感じてしまうのは、未だに毎週読んでいる少年ジャンプのギャグマンガがもっと上(?)を行くせいなのか、それとも郷愁のせいなのか。
 記憶していたよりも遙かに、短かった、テンポが良かった、話の展開が早かった、楽しく気楽に読めた、そして、主題の物語及び人員生死をすっからかんに忘れていた、予想以上に!────元々死体が生き返った状態のルーザーさんと、青の番人さん本体の人格アスくんくらいじゃないか、死亡・消失したのは────あ、毎回煮て食われるマミヤくん除く。
 金髪シンタローくんとかドクター高松さんとかサービスさんとか赤の番人ジャンさんとか、軒並み死んだと思いこんでました。件の友人と話が食い違いまくるわけです。生きてたことは覚えていたけれど当時ものすごく衝撃を受けた、ハーレム隊長パイナップル頭事件も忘れてたよ……。
 居ると思っていたけど居なかった人、ってのもありました。東京タワーがモチーフのガンマ団刺客さん辺りって、アニメ・オリジナルか何かの記憶かな。

 いろいろ込み入ったお話でしたが、当時連載終了時点で終わり、と言われれば、それはそれで基本的な複線は消化されていたし、納得できたお話でした。すごく綺麗に終わったお話だと記憶していたので、続編をいまさらに連載している、という話を聞いたときには「大丈夫なのかよ」って思ったんですが。
 それでも今現在、続編がある、と聞いてそれ前提で読んでみれば、意外とそれも納得出来るような気もしました……っていうか、気になります。今のところはものすごく中途半端に新生ガンマ団の話を友人から聞いているだけだし。

 キャラクター偏向な読み方はあまりしない質なんですが、やっぱり比較的好きなキャラクターっていうのはあります(ここら辺のスタンスの違いで時々、同人誌関係やファンジン系の話を友人なんかと話していると、同作品のはずなのに妙に食い違ったりすれ違ったり…)。
 昔は祇園仮面アラシヤマくんとコウモリ・コンビだったなぁ(そう言えばウィローくんが何故か人間に戻っていた、ってことも忘れてた)。
 今回読んだ時にはグンマくんが結構気になりました。話が進むごとに年齢不相応に無邪気に、可愛らしくなっていく。それにあんまりピックアップされてる様子がなかったけれど、実は彼もマジック父ちゃんの息子だった、っての意外にも結構色々裏があったりするんじゃぁなかろうか、とか。
 そして────生き字引の筆は最高だ、是非欲しい(キャラじゃないし)。使い方次第ではある意味最強なんじゃないだろうか、あれ。物語後半にももちょっと活躍してほしかったような気も。


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