北朝鮮のミサイル発射……を出汁に考えてみる

[時事感想]2006年07月05日

 マジメな考察はいろんなヒトがほぼリアルタイムでいろんなとこでやっているので、「朝、起きたら起こって終わっていた」状態で自分がどうこう言うこともないだろう…

 

 本日午前3時半過ぎから7時半頃までの間にミサイルを計5発ほど発射し、うち4発は日本海へ着弾した、らしい。(Yahoo!ニュースの記事を幾つか見ながら書いているが3発って記事も9時過ぎ付けであるんだが……ついでに多数派の5発だとして、残り1発はドコに行った?……発射が5、日本海着弾が3ってのもある……情報が錯綜してるなぁ。まぁ詳細ニュースは後で気が向いたら探すとして……)この時間頃、私ゃぐっすり眠ってたよ……本土に着弾していたらそのまま苦しまずやすらかに……じゃなくて。

 日本人視点に立って「許せん」とか「何考えてるんだ」とかいう話はもういっぱいあるだろうので、ひねくれ者・龍魔幻としては「自分が創作として考えるネタにパターンを幾つか考えてみる」みたいな視点に立ってみようか、と思う。(結局は自分も日本人だし、あんまりマジメに情報収集してないし、北朝鮮的価値観をせいぜい「第二次大戦前の日本をもちょっと軍事独裁傾向強くした感じかなぁ」程度にしか理解してないので、99.99%(数字はテキトー)的外れになるんだろうが。)

パターン1:実は誤射だったけど、そんなこと恥ずかしいから言えない。
 北朝鮮側からのなんらかの要求や意思表明は無い、聞き流したニュースによれば国内発表は「人工衛星打ち上げ」だそうな。ついでに言えば、着弾点は「日本海」とのことだがNHK発表の地図を見れば、むしろ北朝鮮及びロシアの沿岸近海に近い。なんとなく「ホントに打つ気があったのか?」と突っ込みたくなるような着弾点な気がする。
 現代規模のミサイルなら、多かれ少なかれコンピュータ系統も介在する機械制御だろう(勉強不足で詳しくは知らないが……でも飛距離等から考えても質量から考えても、手動でアナログ的なカタパルト方式とか何とかであれだけ飛ばすのは……無茶だと思う)、という仮定に立って。発射システムと、発射制御システム、先に開発されるのは発射システムだろうと思う……発射できないものを先に制御から、ってのは、特に軍事目的の物ではかなり現代的な思想な気がする。軍隊と政治母体がほぼイコールである国にとっては、制御は発射そのものよりランクが落ちそうな気がする。
 ……で。発射システムは出来た。基本、戦力はまず蓄え温存して効果的に投入してこそ、なのでさしあたり、射程はそれほど派手な被害の及びそうに無いところへ設定しておいて、次にもう少し詳細に制御できるシステムの開発・適用に移るとする。戦略的利用には「自在に操る事が出来る」かどうかは、戦力の実行が可能であるかどうかの次くらいには重要な観点であるとおもう。(殴るぞ、殴れるぞ、と言っておいて、実際に殴るときに制御しきれずに隣のヒトしか殴れない、なんてギャグ漫画のロボットレベルだ)。
 脅しは「発射するぞ」と脅して効果が無いとき、くらいにしてからでないと、経済的にも効率が悪いんじゃないか? とも思う。……とすると。
 予告無しの発射は制御ミス…ただ「制御ミスをするような技術力だった」なんて軍事に誇りを持つ国であるほど、迂闊に口にはできないのでは無いだろうか。────「実はミスでついうっかり♪」なんて、国際摩擦が避けられるとしても、プライドはズタボロだわ、外側から技術レベルがいまいちよく見えないミステリアスな、それ故に脅威とされる国として国威を保っている国にとっては、こんなこと、口が裂けても言えないんじゃないか? 外部の人間が思う以上に、内部の人間が気にすると思う。

パターン2:コスト無視。とりあえず脅しとけ。
 ……っだったら、すっごく頭悪いと思うのだが。あるいは単なるリサーチ不足か。「やるぞ、やるぞ」と言っている間が、実は戦力の一番の威力の華だと個人的には思う。実際にそれで何かがこじれて開戦してしまったら、当たり前だがミサイルや弾薬は互いに消費していく一方、しかも、互いの誇りと守るべき物に賭けて、どちらも迂闊に先に白旗を揚げるわけにはいかないだろう。
 開戦・戦争そのものをするべきじゃない、というのが日本の基本価値観だが、だからって、どっちにしろどんなスタイルをとっても問答無用で殴って来そうな相手に対して「右の頬を殴られたら左の頬も差し出せ」なんて無抵抗主義を貫いたって、守られるのは“国土大半の焦土と、超的平和主義側から見た死者に対する賞賛”くらいじゃないだろうか。
 ……で。それ以前に、軍中心国家みたいな国に、そんな思想が概念として理解できるのか。あまりの価値観のギャップに「どうせポーズだろ」くらいにしか思わない可能性の方が高いんじゃないだろうか。

パターン3(あるいは2-2):喧嘩売ってきてくれないかな
 長期的な歴史感覚からみれば、すくなくとも現代の歴史思想的には「勝てば官軍」よりは「先に手を出した方が悪者」である(……と思うんだが、日本だけかもしんない)。ちょっと打ってみて、運良く近隣国が怒って「ヤツを潰せ」とばかりに宣戦布告をすれば、された方は「ただの試射だったのに」と被害者面、というちょっと味方を見つけやすい状況になる……かもしれない。しかし。「ちょっと打ってみた」のがアレではなぁ……。
 しかもタイミングとしては、近年中に日本からアメリカ軍が経済的・日本側国民意識的に叩き出される可能性が見えてきている現在、その結果が出る「前」ってのは、いくら何でも悪すぎる気がする……米軍が日本から撤退するなら、その後の方が喧嘩はやりやすいんじゃなかろうか。

 パターン2とパターン3は共存も可能かも。

パターン4:実は単なる国内での試射実験のつもりだった
 『日本海』と呼ぶから日本領海というイメージが非常に強いが、着弾点はまぁ比較的、発射した本国間近な模様。北朝鮮の国土範囲の狭さに比例して、人が居る可能性が最も低い海も狭い、ってあたりを考えると、発射側意識としてはあの近海は「自分の国内」のつもりだった、という可能性。で、「ちょっと危ないコトだけど、自分ちの中でちょっと実験するくらいなら別にいいじゃないか」というつもりでやったら、なんかあっちこっちの国が怒っているぞ、何故だ!? ……という意識。普通に軍備当たり前のお国だから、それっくらいのある意味、軽〜い気持ちと近隣国の感情に対する想像力の欠如、という可能性……すごく間抜けっぽくも思えるが、個人的にはすごくありそうな気もする。

パターン5:実は影で挑発されまくっていて、ついにキレた
 パターン3の逆ヴァージョン。史上に残る「開戦側」と真の「開戦側」は、こと植民地時代のような文化・文明的に圧倒的に差違のある場所への侵略、という場合以外には、あまりアテにならない。その前に「外交」という舌戦があって、先にキレて手を出した方が「開戦・宣戦布告側」なんじゃぁないか? そして「外交」は一般国民の見えるところだけで行われているとは限らない。
 北朝鮮はノセられてつい、開戦もかくや、という行動に移ってしまったのだ!……って、なんか胡散臭い陰謀論みたいだな。しかもこの場合、仕掛けたのは……特しそうな国は……韓国か、アメリカか、日本か、国連か……。下手を打てば第三次世界大戦勃発か!?(←無茶苦茶です。)


 と。起床直後に寝ぼけ半分で朝飯食べながら考えてみた、龍魔幻の『妄想』です。信じないよーに。そして私の思考の底の浅さにあざ笑ったら、よければ教えて下さい(^^;

 ……とか書いている間になんかNHK発表、発射数が6発に増えた……。で。着弾点はほぼ全弾、大陸より、日本っつーより旧ソ連、現(たしか)ロシアと北朝鮮本国の間くらいの近海に見える……んだが?


 昨日、一昨日……日曜日に行った中日×広島戦の野球観戦、っつーか三塁側内野席、しかも「友人の伯父さん(がチケットが余ったので誘ってくれた)」という知らない人がすぐ側に居られるにもかかわらず、メガホン叩くわ、絶叫するわ、歌うわの力のこもった、と言えばカッコイイけど、やかましい中日ドラゴンズ応援、他のとにかくハイテンション、精神的大暴れの反動でボケてました。────いやぁ、やっぱりホーム(地元側球場)はいいね、球場上げて応援ムード・バリバリで。スクリーンにCG付きで、『燃えよ! ドラゴンズ』が流れちゃうしさ。ナゴヤドームに響き渡る、水木一郎の! どうせならCDに入っている「Go! Go! ドラゴーンズ!!」って水木の兄ぃの絶叫も流してよ(ぉぃ)。
 前に行ったのは神奈川在住時に横浜スタジアムでの横浜×中日戦だったので、非常に利己的かつ自己中心的に「差別だー」と言っていたもんですが。(どこでも一緒である意味公平です。)

 …………中日ドラゴンズ、負けましたが。


同日後刻追記:あっちこっちで「共産主義はこれだから」…みたいなのを見てちょっと。
 さすがにそれで盛り上がっているところにケンカ売りに行く度胸はないのでこっそりここにメモしておこう。
 『近・現代に共産主義を主張して出来上がった国家』と『マルクス的・原理的共産主義』は完全に別物。マルクス自体は読んでないけれど、概要概説の基礎くらいは持っているので(ちなみに日本共産党の「共産主義」はマルクス論側に限りなく近い……らしい)。
 『マルクス的・原理的共産主義』はむしろ階級や攻撃的軍事を徹底的に否定する……アレが実現不可能なのは、“人間の人格”を高度に見過ぎていて、動物としての欲求や個々の欲望、虚栄心などのマイナス的欲求は全てのヒトが抑制できる、それの抑制によっての平和を全てのヒトが望むべき物、というような……ストイックに過ぎる観点に立ってしまっているせい……。……本来的な意味で実現すれば、一種ユートピアの確立も不可能ではない、と個人的には思うのだけれど…………肝心の実現が不可能な理想論の局地なだけではないか、と……。


■コメント
投稿者: 匿名

北朝鮮のミサイル問題は非常にデリケートな問題だと考えます。実際問題として核兵器などと同じく弾道弾は「あるかもしれない」というだけで、周辺諸国にとっては脅威です。特に日本にはミサイルを迎撃するためのシステムは存在せず、事実上打ち落とすことは不可能です。また着弾点の話が出ていますが、着弾点はそれほど問題ではなく(人家の上に落ちて死傷者が出るとかいう問題の前に報復攻撃が待っていますので…)「発射した事実」というものの方が重大な問題なのです。なぜなら監視衛星などで発射のタイミングが監視されている上での発射なので、弾道次第ではすぐさま報復発射が待っているわけですから…。それからこれはあくまで個人的な発想なのですが、あのテポドン2号は「巡航ミサイル」の可能性が高いと思われます。弾道弾にしてはロケット停止後の飛行距離が長すぎます。巡航ミサイルの発射実験としたならば大成功です。弾道ミサイルよりも誘導性に優れた巡航ミサイルならば多数工作員のいる日本などには脅威となりえます。

2006年07月16日 20:06

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