星空の始まりの物語

  • 【作品】
  •   First Online up 2000/10/08  Lust Revise:2004/11/17
  • 【添え書き】
  •   First Writing:2004/01/20  Last Revise:2004/11/17
  • 【同人誌情報】
  • 詩集『空と星の物語』に収録
  • 『うぞむぞ楽舎~文楽短編集~』(2017年10月08日)に収録
添え書き

このお話、自分でお気に入りなのもあって、ちょこちょこと使い回していたりします。

今思いつくだけでも、コミックマーケット等で出品している詩集『空と星の物語』に「イントロダクション」と銘打って、(ちなみに、「エンディング」と銘打って『果て無き宇宙への旅』を載せています) ずいぶん前に入会していた創作同人サークルへの投稿。

それから、友人の友人が妙に気に入ってくれて、全然関係ないのにその方の作った『幻想水滸伝』の同人誌の巻末に…と言われたこともあります。 …………ほめられて有頂天になっていたのもあって、二つ返事でOKしました。

まあ、どれも頒布数が少ないので、近所の友人知人の他に、意図もせずにこのサイトにやって来た方で 「あ、見たことがある」という方はまずいないでしょうが……

お話の大元は、中学生くらいの頃に書いた詩だったはずです。
その詩のタイトルは『不眠症の神さま』。
残念ながら、どんなものだったか自分でもしっかりとは覚えていません。 印字したものもなく、当時使っていたのはワープロで…しかも3台換えたなかで、一番最初の機械だったので どこかの時点でデータ互換保存を忘れてしまったみたいです。

しかし妙なもので、思いついた状況だけは覚えているんです。

車の好きな父は当時、年に1~2回は家族を連れて1~2泊くらいのドライブ旅行に行っていました。 どこかからの帰りの高速道路、騒ぎ相手の弟も話し相手の母も寝てしまって、運転手の父には生返事しかもらえず (今にして思えば、当たり前です。高速道路で運転しているんだから)退屈して、仕方なくボケーっと外を眺めていました。
そうしたら、ぼんやり浮かんできたのです。…………でっかい布を、ぶつぶつと文句を言いながらちくちくと縫い針で塗って穴をふさいでいく『神さま』という情景が……

よく考えれば、変な情景です。想像の中の神さまも、それの続きを延々と考え続ける中学生の女の子も。
でも、まぁ、お話づくりってこんなもの……ですよね?
…………違うかなぁ?

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